リースとレンタルの違いとは?
目次[非表示]
- 1.リースとレンタルの違いを解説
- 2.リースとレンタルの契約手続きや運用の違い
- 2.1.リース導入時の手続き
- 2.2.レンタルの導入時の手続き
- 2.3.デバイス導入時における会社の会計処理の違い
- 3.リースとレンタルのメリット・デメリット
- 3.1.リースのメリット
- 3.2.リースのデメリット
- 3.3.レンタルのメリット
- 3.4.レンタルのデメリット
- 3.5.メリットとデメリットまとめ
- 4.MacのリースもUTORITOにおまかせ!
リースとレンタルの違いを解説
企業で使用するPCなどのデバイス。その調達方法にはさまざまな選択肢があります。中でも一般的なのが「リース」と「レンタル」です。これらはどちらもデバイスを自社所有せずに使用できる契約形態ですが、基本的な考え方や契約条件に違いがあります。
リースは、長期間にわたってデバイスを借りる契約を指し、通常は2年から5年といった契約期間です。契約期間終了後、デバイスの所有権はリース会社に残るため、リース契約者はそのまま機器を返却するか、新たにリースを更新するか、選択が必要になります。
一方、レンタルは、短期間でデバイスを借りる契約です。数日から数ヶ月、あるいは1年以内の契約期間が一般的であり、 リースよりも柔軟な契約形態です。レンタル期間終了後、デバイスを返却するだけで返却手続きが完了します。
| ||
リース |
レンタル |
|
使用期間 |
長期 |
短期・超短期 |
契約期間 |
2〜5年 |
1日〜1年 |
対象機器 |
ご指定機器 |
カタログ品 |
総支払額 |
103〜110% |
70〜100% |
会計処理 |
売買処理 |
賃貸借処理 |
中途解約 |
解約禁止
(残リース料+ペナルティ)
|
解約可能
(精算金)
|
契約終了時 |
返却or再リース |
返却or延長 |
本記事では、デバイスのリースとレンタルの契約手続きや運用の違い、メリット・デメリットについて、比較しながら詳しく説明します。
リースとレンタルの契約手続きや運用の違い
リースとレンタルの契約手続きや運用の流れは大きく異なります。それぞれのプロセスについて詳しく見ていきましょう。
リース導入時の手続き
リースの手続きの流れは、一般的に以下のようになります。
1.リース会社・デバイスの選定
取り扱っているデバイスの種類やリース条件をチェックし、リース会社を選定します。
2.リース契約の締結
リース会社と契約を結びます。
契約書には、以下のような情報が詳細に記載されています。
・リース期間や月額料金
・保守/修理の条件やその他契約条件
3.デバイスの納品
契約したデバイスが納品されます。リース期間中、デバイスの所有権はリース会社が持ちます。
4.リース期間中の運用
リース期間中は、契約条件に基づいてデバイスを使用します。保守や修理に関する対応は、契約内容によって異なります。
5.リース期間終了後の対応
リース期間が終了したデバイスに対し、以下のいずれかを選択します。
・リース会社に返却する
・契約を更新する(新たなデバイスを選択することも可能)
レンタルの導入時の手続き
一般的なレンタルの手続きの流れは、以下のようになります。
1.レンタル会社の選定
レンタル会社を選定する際には、デバイスの種類、レンタル期間の選択肢、料金体系などを比較検討します。
2.レンタル契約の締結
レンタル会社と契約を結びます。契約条件として、レンタル期間や料金、返却方法などを明確にします。
3.デバイスの納品
契約したデバイスが納品されます。レンタル期間中、デバイスの所有権はレンタル会社にあり、利用者はデバイスを使用する権利を持ちます。
4.レンタル期間中の運用
レンタル期間中は、デバイスを自由に使用できます。一般的に、保守や修理はレンタル会社が担当します。契約内容によって異なりますが、基本的に契約期間途中での解約が可能なため、デバイスが不要になった場合は返却します。
5.レンタル期間終了後の対応
レンタル期間が終了したら、デバイスを返却します。必要な場合は、新たにレンタル契約を結びます。
デバイス導入時における会社の会計処理の違い
リースとレンタルでは、会計処理にも違いがあります。
リース契約の場合:デバイスは資産として計上され、減価償却を行うことが可能です。
レンタル契約の場合:費用は経費として処理されるため、資産計上や減価償却の手続きは必要ありません。
このように、リースとレンタルには、それぞれ異なる特性と利便性があります。
リースとレンタルのメリット・デメリット
リースとレンタルにはそれぞれメリットとデメリットがあります。以下では、それぞれの特徴ついて詳しく説明します。
リースのメリット
1.初期費用が抑えられる
リースの大きなメリットは、デバイスの調達時に初期費用が抑えられることです。リース契約では、総支払額を月々に分割して支払うため、初期費用としての大きな一括支払いが不要です。これにより、予算の管理がしやすくなり、資金繰りに余裕が生まれます。
2.長期的な運用費用が計算できる
リース契約では、月々の支払いが一定であるため、長期的な運用費用を正確に計算することができます。運用費用には、デバイスの保守や修理、サポートサービス、そして必要に応じたアップグレードや交換などが含まれます。したがって、リース契約は単なるデバイスの金額だけでなく、総合的な運用コストを考慮する上でも有益です。
3.最新の機器が使用できる
リース契約の特徴として、契約期間ごとに新しいデバイスに入れ替えやすい点が挙げられます。リース期間が終了する際に、新しいリース契約を結ぶことで、最新のデバイスを導入できます。購入の場合、デバイスを入れ替える際に償却や廃棄の手続きが必要であり、さらに新しいデバイスを購入する費用も発生します。そのため、買い替えのタイミングを自分で決める必要があり、結果として長期間同じデバイスを使用し続けることになりがちです。一方、リースでは契約期間が終了するたびに自動的に新しいデバイスへの更新を検討する機会が得られます。
リースのデメリット
1.保守・修理費がかかる
リースでは、保守や修理にかかる費用がリース料に含まれていないことがあり、故障や修理が発生した場合、追加費用がかかる可能性があります。リース契約時には、保守・修理に関する条件を確認しておくことが重要です。
2.契約期間途中での解約が難しい
リースは長期契約のため、契約を途中で解除する場合、違約金やリース料の全額支払いなど、予想外の費用が発生することがあります。契約を結ぶ前に、契約条件を慎重に確認しましょう。
レンタルのメリット
1.必要に応じた期間で借りられる
レンタルの最大のメリットは、必要な期間だけデバイスを借りられることです。短期間のプロジェクトやイベント、特定の作業など、一時的な需要に対応するのに適しています。
2.契約期間途中での解約ができる
レンタルは、リースとは異なり、契約期間途中での解約が可能です。プロジェクトが予定より早く終了した場合など、デバイスが不要になった際には、契約を解除して費用を削減できます。
3.保守・修理費がかからない
レンタルは、保守や修理がレンタル料に含まれていることが多いため、故障や修理に関する心配が少なくなります。デバイスに問題が発生した際には、レンタル会社に連絡して、故障したデバイスをレンタル会社に送付すると修理や交換が行われます。
レンタルのデメリット
1.料金が割高になる
レンタルは短期間の契約で柔軟性がありますが、長期的な使用を検討している場合、リースと比較して料金が割高になりがちです。
2.選択できる商品が限定的になる
レンタルでは、レンタル会社の在庫からデバイスを選択するため、選択できるデバイスが限定的になることが多くなります。希望するスペックやメーカーのデバイスがない場合もあるため、契約前に確認することが重要です。
メリットとデメリットまとめ
リース |
レンタル |
|
メリット |
・初期費用が抑えられる
・長期的な運用費用が計算できる
・最新の機器が使用できる
|
・必要に応じた期間で借りられる |
デメリット |
・保守・運用費がかかる
・契約期間途中の解約が難しい
|
・料金が割高になる
・選択できる商品が限定的になる
|
MacのリースもUTORITOにおまかせ!
今回は、企業でデバイスを導入する際の一般的なリースとレンタルの違いおよびそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説しました。本記事を参考に、導入するデバイスの用途や期間、予算などを考慮し、自社に最適な方法を選択してください。
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