
【2025年】LCMサービス比較おすすめ10選!失敗しない選び方と導入メリット
目次[非表示]
- 1.LCMとは?
- 2.LCMサービス選び方7つの必須チェックポイント
- 2.1.必要業務がサービス範囲に入っているか
- 2.2.障害時サポート体制が 24h 対応か
- 2.3.自社デバイス・拠点をすべてカバーできるか
- 2.4.料金モデルと総コストを可視化できるか
- 2.5.導入実績とユーザー評価が十分か
- 2.6.セキュリティ&ガバナンス体制が万全か
- 2.7.契約期間・違約金の落とし穴を回避できるか
- 3.おすすめLCMサービス10選【比較表付き】
- 3.1.UTORITO / 株式会社Too
- 3.2.ジャパンコンピューターサービス(JCS)
- 3.3.LCM運用サービス / Dynabook
- 3.4.LCMサービス / テクバン
- 3.5.PC-LCMフルアウトソース / パシフィックネット
- 3.6.LCMサービス / 富士通
- 3.7.社内ヘルプデスク+LCM / キヤノンMJ
- 3.8.LCMサービス / NTTコム チェオ
- 3.9.端末LCMサービス / 日立システムズ
- 3.10.LCMサービス(IT運用管理) / ソフトバンク
- 4.PC-LCM導入メリット5選
- 4.1.担当者作業時間を最大70%削減できる
- 4.2.数百台同時キッティングを短期完了できる
- 4.3.データ漏えいリスクを大幅低減できる
- 4.4.機器コスト+運用費の総額を最適化できる
- 4.5.全国&リモートワーク展開を強力支援できる
- 5.LCMサービスで依頼できる業務範囲
- 5.1.機器調達・レンタルを依頼できる
- 5.2.ゼロタッチキッティング&初期設定を依頼できる
- 5.3.資産台帳管理・アップデート配信を依頼できる
- 5.4.24h ヘルプデスク&オンサイト駆け付けを依頼できる
- 5.5.回収・データ消去・廃棄まで一括対応を依頼できる
- 6.最適なLCMサービスで情シス改革を加速!
- 7.LCMサービスならUTORITO
LCMとは?
LCM(Life Cycle Management)サービスとは、社内のIT資産の企画・導入から運用、廃棄に至るまでを一括して管理・サポートしてもらえるアウトソーシングサービスです。パソコンやスマホなど情報機器の選定・キッティング(初期設定)・保守サポート・データ消去・廃棄処分まで、煩雑なライフサイクル業務をワンストップで代行してくれます。その結果、自社の情報システム部門(情シス)の負担を大幅に軽減でき、セキュリティ対策の強化にもつながるため、多くの企業で導入が進んでいます。例えば専門業者による万全な状態でのキッティングやデータ消去済みでの廃棄によって情報漏えいを防止でき、さらに大量の機器導入にも社内増員なしで対応可能になるなど、LCMサービスにはさまざまなメリットがあります。
参考記事:ライフサイクルマネジメント(LCM)サービスとは?企業のIT機器運用管理をサポート
LCMサービス選び方7つの必須チェックポイント
LCMサービスを選定する際は、自社のニーズに合ったサービスかどうか見極めることが大切です。ここでは失敗しないサービス選びのチェックポイント7つを紹介します。
必要業務がサービス範囲に入っているか
まず自社がアウトソーシングしたい業務に対応しているかを確認しましょう。LCMサービスで代行できる代表的な業務には、IT機器のレンタル、キッティング(初期設定)、ヘルプデスク対応、機器の回収・廃棄(データ消去)などがあります。サービスによっては、これらに加えて機器選定の支援や導入時のセットアップサポートまで行ってくれるところもあります。自社の情シス体制や課題に応じて、お願いしたい業務範囲を網羅しているサービスを選ぶと良いでしょう。
障害時サポート体制が 24h 対応か
パソコンの故障やシステム不具合などトラブル発生時のサポート体制も重要なチェックポイントです。社内のIT資産が多いほどトラブルの頻度は上がるため、迅速に対応して短時間で復旧できるかどうかを確認しましょう。例えば24時間365日いつでも対応可能だったり、専任ヘルプデスクチームが常駐しているなど、手厚いサポートを提供してくれる会社もあります。契約前に、サポート窓口の対応時間(平日夜間・休日含む)や連絡手段を把握し、緊急時にも安心できる体制か確認しておくことが大切です。
自社デバイス・拠点をすべてカバーできるか
自社が管理する全てのデバイス種類や拠点に対応できるサービスかを見極めましょう。LCMサービスには主に「パソコン特化型」「特定機器特化型」「システム全般対応型」の3種類があり、多くはPCを対象としています。もし社内でWindows PCだけでなくMacやモバイル端末、タブレット等も利用している場合、それらすべてがサービスの対象範囲に含まれるか確認が必要です。また全国に支店や在宅勤務者がいる企業なら、各拠点への機器配送や現地サポートに対応できるかもチェックポイントです。自社の利用機器や展開地域をもれなくカバーできるLCMサービスを選ぶことで、サービス導入後のギャップを防げます。
料金モデルと総コストを可視化できるか
料金体系が自社に合っており、総コストを把握しやすいかも重要です。LCMサービスの料金モデルはベンダーによって様々で、例えば定額制(月額固定)や従量課金制を選べる場合があります。自社の利用台数や期間に応じて最適なモデルを選択し、契約前にトータルコストを試算できるようなサービスだと安心です。また、購入だけでなくレンタルやリースにも対応しているサービスなら初期導入費用を抑えられ、短期プロジェクトのために柔軟に機器を調達することも可能です。不明瞭な追加費用や隠れコストがないか事前に確認し、予算管理がしやすいサービスを選びましょう。
導入実績とユーザー評価が十分か
信頼できる実績ある業者かどうかも見逃せません。LCMサービス提供会社がこれまでどの程度IT運用サービスに携わってきたか、導入企業数や事例、ユーザーからの評価を調べてみましょう。依頼先の企業規模や業界が自社と近いケースの導入実績が豊富なら安心感があります。またサービス提供年数や実績は信頼性の指標になるため、長年にわたり多数の企業を支援してきた実績があるかも考慮しましょう。口コミや他社の評価も参考にしつつ、「ここなら安心して任せられる」と思えるサービスを選定することが大切です。
セキュリティ&ガバナンス体制が万全か
LCMサービスに委託する以上、セキュリティ対策やガバナンス面の信頼性も重要です。具体的には、社内ポリシーに沿った情報セキュリティ体制や認証(ISO27001など)の有無、データの取り扱い手順などを確認しましょう。例えば端末廃棄時に専門ツールでのデータ消去を行い、消去証明書を発行してくれるサービスもあります。実際にBlancco社の「Drive Eraser」のような信頼性の高いソフトで自社センターにてデータ消去を行い、万全な情報漏えい防止策を講じているケースもあります。また、権限管理や資産管理の監査レポート提供などガバナンス面の対応も含め、自社のセキュリティ基準を満たすサービスを選びましょう。
契約期間・違約金の落とし穴を回避できるか
最後に、契約条件の柔軟さもチェックポイントです。LCMサービスの契約期間はサービスにより様々で、最低利用期間が1年からという場合もあれば月単位で契約できる場合もあります。長期契約が前提の場合、中途解約時の違約金や解約条件も事前に確認しておきましょう。特に将来的な機器台数の増減が読みにくい場合、短期レンタルに対応しているサービスだと必要な期間・台数だけ利用できて無駄がありません。解約時のペナルティや契約更新のタイミングなど「契約の縛り」がきつすぎないかを確認し、自社にとって柔軟でリスクの少ない契約形態を選ぶことがポイントです。
参考記事:LCMサービスとは?導入前に抑えるべきポイントと失敗しない選び方
おすすめLCMサービス10選【比較表付き】
ここでは2025年最新版のおすすめLCMサービス10選を紹介します。各サービスの特徴や強みを比較表にまとめましたので、自社に合った候補選びの参考にしてください。
サービス名/提供企業 |
強み・特徴 |
主な対応範囲 |
参考URL |
|
---|---|---|---|---|
1 |
UTORITO/株式会社Too |
調達コストを抑えながらMac運用のアウトソーシングができる |
調達・キッティング・運用・廃棄 |
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2 |
ジャパンコンピューターサービス(JCS) |
メーカー系実績が豊富で高SLAの当日出荷に対応できる |
導入計画・保守 |
|
3 |
LCM運用サービス/Dynabook |
Windows環境を中心にマルチベンダー対応と高速暗号化が行える |
計画・運用・撤去 |
|
4 |
LCMサービス/テクバン |
IT技術者派遣とBPOを組み合わせた拡張ができる |
企画・調達・保守 |
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5 |
PC-LCMフルアウトソース/パシフィックネット |
ゼロタッチ&代替機即日で運用負荷を最小化できる |
導入・運用・廃棄 |
|
6 |
LCMサービス/富士通 |
全国 4 拠点の24h/365d保守網 を利用できる |
企画・運用・廃棄 |
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7 |
社内ヘルプデスク+LCM/キヤノンMJ |
ヘルプデスクと端末管理を一括依頼できる |
アカウント管理・棚卸 |
|
8 |
LCMサービス/NTTコム チェオ |
キャリア系の強みで全国展開と通信手配を任せられる |
調達・運用・廃棄 |
|
9 |
端末LCMサービス/日立システムズ |
大規模 OS 更改支援によって刷新プロジェクトを推進できる |
調達・保守 |
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10 |
LCMサービス(IT運用管理)/ソフトバンク |
DX支援+モバイル連携を柔軟にカスタマイズできる |
調達・セキュリティ・廃棄 |
それでは、それぞれのサービスについてもう少し詳しく解説します。
UTORITO / 株式会社Too
UTORITO(ユトリト)は、Appleの正規販売店であるTooが提供する法人向けLCMサービスです。企業のデバイスの調達から導入、運用、返却までをトータルで支援してくれるのが特徴で、2〜3年単位のリース契約で常に最新デバイスへ積極的にリプレイスできる仕組みを持っています。Apple製品の専門知識と豊富な実績を持っているので、初めてMacを大量導入する企業でも安心です。また、残価設定型オペレーティングリースとLCMサービスを掛け合わせて、調達コストを抑えながら運用をおまかせできる点が魅力です。Mac中心のIT環境をお使いの企業には最適なサービスと言えるでしょう。
ジャパンコンピューターサービス(JCS)
ジャパンコンピューターサービス(JCS)は、PCやiPadのライフサイクル管理をワンストップで任せられる老舗のサービスです。デバイスの調達からキッティング、運用中のサポート、そして機器の回収・廃棄に至るまで、一元的な管理が可能になっています。特に大手メーカーとの取引実績が豊富で、Windows PCのOSバージョンアップ対応など蓄積されたノウハウに強みがあります。大量のデータを扱う現代ニーズに合わせてリソースの有効活用を実現し、必要な機器をスピーディーに調達する体制が整っている点も評価ポイントです。PCとタブレットを含め幅広くカバーし、経験に裏打ちされた安心感のあるサービスと言えるでしょう。
LCM運用サービス / Dynabook
Dynabook株式会社の「LCM運用サービス」は、国内PCメーカーDynabookならではの総合力が光るサービスです。マイクロソフト製品を含む豊富な知見とノウハウに基づき、PCの導入計画から展開、保守までトータルサポートしてもらえます。特筆すべきは自社開発のキッティング自動化ツールを備えている点で、手間のかかる暗号化作業などもスピーディーに対応可能です。さらにDynabook製PCに限らず、他社製のWindows PCやMac、デスクトップやタブレット端末まで幅広く対応できる柔軟性も備えています。PCメーカー直系の信頼感と技術力で、社内のPC運用負荷をしっかり軽減できるサービスです。
LCMサービス / テクバン
テクバン株式会社の「LCMサービス」は、情報システム運用の総合支援で定評のあるサービスです。PCや周辺機器の企画・調達から構築・展開、運用保守、最終的な廃棄処理まですべてのプロセスに対応しており、まさにワンストップの体制を整えています。特徴的なのは、各社員のPC稼働状況を見える化し、働き方の改善提案までサポートできる点です。例えば社員ごとの端末利用状況を把握して生産性向上に繋げるコンサルも可能です。また、テクバンは遠隔地のデータセンター保管やクラウドバックアップサービスも提供しており、万一の災害時などにも備えた体制を構築できます。総合力が高く、大企業から中小企業まで幅広く利用されているサービスです。
PC-LCMフルアウトソース / パシフィックネット
パシフィックネットの「PC-LCMフルアウトソース」は、その名の通りPCライフサイクル管理をフルでアウトソーシングできるサービスです。機器の選定・購入からキッティング、運用中のヘルプデスク対応、さらにはデータ消去・廃棄処分まで、すべて自社内リソースで完結して提供しているのが強みです。外部業者に再委託することなくワンストップ対応できるため、品質管理が行き届いており安心です。また運用フェーズでは困りごとに対応するヘルプデスクを完備しており、ユーザーからの問い合わせ対応も任せられます。機器の調達方法も購入・リース・レンタルなど要望に合わせて柔軟にカスタマイズ可能で、自社のIT運用にフィットしたサービス形態を組めるのも魅力です。
LCMサービス / 富士通
富士通のLCMサービスは、国内大手ならではのスケールと信頼感を備えたサービスです。ハードウェアからソフトウェアまで様々な分野のプロフェッショナル人材が対応し、高品質な業務代行とサポートを提供しています。富士通の特徴として、提供メニューを7つのカテゴリ(仮想デスクトップ、スマートデバイス活用など)に細分化しており、必要な機能を柔軟に組み合わせて利用できる点が挙げられます。たとえば海外拠点を含む多言語対応のサービスや、24時間365日利用可能なサービスデスクも用意されており、グローバル企業にも対応可能です。実績面では三井不動産株式会社など大企業への導入実績もあり、安心して任せられる総合力の高いサービスとなっています。
社内ヘルプデスク+LCM / キヤノンMJ
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の「社内ヘルプデスク+LCMサービス」は、社内ITサポート業務とLCMを組み合わせてアウトソースできるユニークなサービスです。PCや周辺機器の調達、アカウント管理などの運用業務を一括代行してくれるため、情報システム部門は本来注力すべき業務に専念できる体制を構築できます。具体的には、社内からの問い合わせ対応やFAQ作成といったヘルプデスク機能も提供しており、ユーザーサポートまで幅広くカバーしてくれるのが強みです。さらにカメラ機能を活用したリモートでの現場確認・操作サポートにも対応可能で、離れた拠点のユーザー支援もスムーズです。ドトールコーヒーなど有名企業での導入例もあり、ヘルプデスク充実度を重視する企業におすすめです。
LCMサービス / NTTコム チェオ
エヌ・ティ・ティ・コム チェオ株式会社(NTTコム チェオ)のLCMサービスは、NTTグループの一員という高い信頼性が売りのサービスです。ドコモグループ企業として培った全国規模のサービス網とノウハウにより、PCやスマホなどメーカー・機種を問わず幅広い端末に対応可能です。首都圏を中心に保管センターやキッティング作業拠点、コールセンター機能を備えており、端末の初期設定からユーザーからの問い合わせ対応まで迅速に行える体制があります。もちろんデータ消去から廃棄処理までセキュアに実施してくれるため、安全性の面でも安心です。NTTフィナンシャルなどグループ内外の企業への提供実績もあり、確かな運用力で情シスを支えてくれるサービスです。
端末LCMサービス / 日立システムズ
日立システムズの「端末ライフサイクルマネジメントサービス」は、日立グループの総合力を活かした端末運用サービスです。数百〜数千台規模の大量のPC・プリンター・モバイル端末にも対応できるキャパシティを持ち、機器の調達から運用、保守、最終処分まで幅広くサポートします。最新OSへのバージョンアップにも対応できる高度な技術支援を備えており、Windows PCの大型アップデート時なども安心です。また全国に点在する拠点や在宅勤務者への対応力も高く、テレワーク中でも端末の故障交換や増設対応が可能な体制を整えています。導入企業は100社以上にのぼり、大規模環境での実績と信頼を誇るサービスと言えるでしょう。
LCMサービス(IT運用管理) / ソフトバンク
ソフトバンク株式会社の「LCMサービス(IT運用管理)」は、DX推進で知られるソフトバンクが提供する包括的なIT運用支援サービスです。PCの選定調達からキッティング、セキュリティ対策の適用、使用後のデータ消去・処分に至るまで、一気通貫で支援してもらえるのが魅力です。また自社の課題に応じて必要な業務だけ部分的に委託することも可能で、サービス内容を柔軟にカスタマイズできます。運用設計の段階から従業員向けIT教育支援、管理者向け報告まで充実したサポート体制が整っており、IT運用全般を安心して任せられます。料金プランも利用台数に応じた従量課金制と定額制を用意しているため、自社規模に合わせたコスト管理がしやすい点も特徴です。
PC-LCM導入メリット5選
ここからは、実際にPC-LCMサービスを導入することで得られる主なメリット5つを紹介します。LCM導入によって情シス業務がどのように効率化・改善されるのか、具体的な効果を確認しておきましょう。
担当者作業時間を最大70%削減できる
LCMサービスを活用すると、情シス担当者の雑多な作業負荷が大幅に減り、本来の業務に集中できるようになります。例えばある企業では、PCをレンタルで調達してLCMサービスに乗せ換えたところ、代替機セットアップに要する時間が70%も削減できたという事例があります。専門ベンダーにアウトソーシングすることで、OSインストールや各種設定作業に追われていた担当者の時間が丸ごと浮き、戦略的なIT企画やDX推進に振り向けられるようになります。煩雑なPC管理から解放されることで担当者の生産性向上が期待でき、ひいては企業全体の業務効率アップにつながるでしょう。
数百台同時キッティングを短期完了できる
大量のPCを一斉導入・交換する際にも、LCMサービスを使えば短期間でキッティングを完了できます。ベンダーは専用のキッティングセンターや自動化ツールを備えているため、社内リソースでは到底難しい数百台規模の同時セットアップにも対応可能です。実際、あるケースではLCMサービス導入により作業時間が30〜50%短縮され、キッティングセンターの1日あたりの処理台数が30台から100台へと大幅に向上したとの報告があります。このように大規模なPC更替や新入社員へのPC一斉配布といった場面でも、社内増員や残業に頼らず迅速に展開できるのはLCMサービスの大きなメリットです。
データ漏えいリスクを大幅低減できる
IT資産の運用管理において頭を悩ませるのが情報漏えいリスクですが、LCMサービス導入によりセキュリティ面も強化されます。例えばLCMサービスでは、キッティング時に端末へ最新のセキュリティパッチを適用したり、不要アプリを排除した万全な状態で初期設定を行います。また使用済み端末の回収時にはデータを完全消去した上で廃棄処理するため、退役PCからの情報漏えいを防止できます。専門業者による厳格なデータ消去手順(消去証明書の発行含む)に加え、資産管理台帳で端末の所在や利用者を一元管理しているため、紛失や盗難時の対応も迅速です。これらにより、自社だけでは実現が難しい高度な情報セキュリティ対策を施すことができ、結果として重大インシデントの発生リスクを大幅に低減できます。
機器コスト+運用費の総額を最適化できる
LCMサービスはIT資産のトータルコスト最適化にも寄与します。プロによる効率的な資産管理と適切なライフサイクル計画により、無駄な出費を抑えることが可能です。例えば計画的なメンテナンスや部品交換によってPCの使用寿命を延ばし、新規購入の頻度を減らすことでハードウェア調達コストを削減できます。また、これまでは見過ごされていた細かな運用コスト(例:故障放置による生産性損失等)も、LCM導入により可視化・削減が期待できます。さらにレンタルやリースを活用すれば資産をオフバランス化でき、キャッシュフロー改善や税務上のメリットも得られます。総合的に、LCMサービスの活用でIT機器の調達・運用・廃棄にかかる総費用を最適なバランスにコントロールできるようになるでしょう。
全国&リモートワーク展開を強力支援できる
全国規模の事業展開やリモートワーク推進においても、LCMサービスは心強い味方となります。拠点が分散している企業でも、LCMベンダーが各地に整備した物流網を活用して、セットアップ済みのIT機器を各拠点や自宅に直接届けることが可能です。例えば在宅勤務者向けに、開封すればすぐ業務に使える状態のPCを自宅へ発送してもらえるため、新たな働き方へのスムーズな移行を支援します。また全国対応のオンサイト保守網を持つサービスなら、地方支店でトラブルが発生した場合でも迅速に技術者を派遣して復旧してくれます。自社の情シス要員だけでは手が回りにくい遠隔地サポートもカバーできるため、結果として全社規模で安定したIT環境を実現できるでしょう。リモートワークや多拠点展開を加速させたい企業にとって、LCMサービスの活用は大きな推進力となります。
LCMサービスで依頼できる業務範囲
LCMサービスにアウトソーシングできる業務は多岐にわたります。ここでは典型的なLCMサービスの提供範囲を5つのカテゴリに分けて紹介します。自社で手が回っていない業務があれば、ぜひLCMサービスへの委託を検討してみましょう。
機器調達・レンタルを依頼できる
LCMサービスでは、パソコンやタブレット等のIT機器の選定・調達を丸ごと依頼することができます。専門業者が市場動向や技術要件を踏まえて最適な機種を提案してくれるため、「どのPCを選べばいいか分からない」といった悩みも解消します。メーカーからの直接購入はもちろん、レンタルや法人向けリユースPCの活用など柔軟な調達にも対応し、企業ニーズに合わせて最適な方法で機器を用意してくれます。短期利用ならレンタルでコストを抑え、長期利用ならリースや購入、といった形で機器調達コストの最適化も図れます。機器発注や在庫管理にかかる手間も省けますので、情シスの負担軽減につながります。
ゼロタッチキッティング&初期設定を依頼できる
購入・調達したIT機器のキッティング(初期設定作業)もLCMサービスに任せることができます。企業ごとに異なる要望に沿って、PCへのOSセットアップ、必要ソフトウェアのインストール、各種ネットワークやセキュリティ設定の適用などを専門エンジニアが代行してくれます。場合によっては現地での設置・配線作業や動作確認まで行ってくれるため、ユーザーは届いたPCを開封するだけで業務が始められるゼロタッチ導入も可能です。実運用環境に即したソフトの展開・配備もプロに任せられるので、社内で一台一台キッティングする必要がなくなり、大幅な工数削減となります。社員の入社時やPC更替時のセットアップ負荷に悩んでいる情シス担当者には特にありがたいサービスです。
資産台帳管理・アップデート配信を依頼できる
IT機器の資産管理業務やソフトウェアのアップデート配信管理もLCMサービスの提供範囲に含めることができます。導入後のPCやモバイル端末について、機種・設置場所・利用者などを一元管理する資産台帳を整備し、機器の利用状況を常に把握してもらえます。遠隔監視で端末の稼働状況をチェックしたり、インベントリ情報を管理するとともに、必要に応じてOSやアプリの定期アップデートを代行して適用してくれるサービスもあります。例えばWindows PCの月例パッチ適用やウイルス対策ソフトの更新など、各端末への配信作業をアウトソースできれば、セキュリティ維持と安定運用がスムーズに図れます。またライセンス管理や棚卸し作業など煩雑な業務も任せられるため、社内での管理漏れやミスを防ぎつつIT資産を効果的に運用できます。
24h ヘルプデスク&オンサイト駆け付けを依頼できる
LCMサービスの中には、24時間365日対応のヘルプデスクを設置しているところもあります。社員からのPC操作に関する問い合わせやトラブル報告に対し、電話・メール・チャット等でプロのサポートスタッフが迅速に対応してくれるため、社内に夜間・休日当番を置く必要がありません。リモートでの遠隔操作サポートにも対応しており、可能な限り早期解決を図ってくれます。さらに、自力では解決が難しいハード不良など重大なトラブルの場合、オンサイトでエンジニアが駆け付け対応したり、即座に代替機を発送してくれるサービスもあります。実際、障害発生時に原因切り分け不要で最短翌日に代替品が到着するといった先出しセンドバック保守を用意している例もあります。このように、24時間体制のサポートと現地対応力を備えたLCMサービスを利用すれば、万一のトラブル時も安心です。
回収・データ消去・廃棄まで一括対応を依頼できる
PCのリプレースや従業員退職時に発生する機器の回収・処分も、LCMサービスなら一括して任せることが可能です。使用済みデバイスはベンダーが引き取りに来てくれ、社内の情報機器取り扱いポリシーに従って安全にデータを消去した上で処分してもらえます。具体的には、自社センターでストレージの徹底破壊や上書き消去を行い、その後は産業廃棄物処理業者による適切な廃棄やリサイクルを実施してくれます。必要に応じてデータ消去証明書を発行してもらえるケースも多く、内部統制上の証跡も万全です。処分後に不要機器を一括買い取りしてくれるサービスもあり、社内に使わない機器が溜まってスペースを圧迫する心配もありません。情シス担当者にとって頭の痛いPC廃棄作業まで代行してもらえるのは、LCMサービスならではの大きなメリットです。
最適なLCMサービスで情シス改革を加速!
ここまで解説してきたように、LCMサービスを活用すれば情報システム部門の負荷軽減やセキュリティ強化、コスト最適化など多くのメリットが得られます。煩雑なIT資産管理から解放された情シスは、企業の成長戦略につながるコア業務にリソースを集中できるようになるでしょう。ぜひこの記事で紹介した選び方のポイントやおすすめサービスを参考に、自社に最適なLCMサービスを導入してみてはいかがでしょうか。そして最適なパートナーを得ることで、貴社の情シス改革を一気に加速させましょう。
LCMサービスならUTORITO
株式会社TooではMacの調達からキッティング、運用、返却まで任せられるアウトソーシングサービス「UTORITO」を提供しています。Macをメインの業務用デバイスとして使用している企業におすすめのLCMサービスです。
また、TooはAppleの正規販売店として約40年の歴史があり、Macをメインにさまざまなソリューションの提案を行っています。最も高度な付加価値を提供するパートナーとして、日本で初めてAppleとのApple Authorized Enterprise Reseller契約を締結。Apple製品およびプラットフォームに精通した専任部隊による導入コンサルテーションや、Windows PCとの混在環境におけるMac導入検証の実行支援などを提供します。
Macの導入・運用にお困りでしたら是非一度お問い合わせください。