Mac(MacBook)のリース導入を検討中の法人必見!レンタルとの違いや導入時の確認ポイントもご紹介
近年、企業のデバイス調達において「購入からリースへ」という流れが進んでいます。特にクリエイティブ業界やスタートアップ企業では、高性能で人気のMacを初期費用を抑えて導入したいというニーズからリースを検討するケースが増えています。また、テレワークの普及などでデバイス需要が変動しやすくなった中、必要なときに必要な数だけ利用できるデバイスのサブスクリプション(DaaS(Device as a Service))としてリースを活用する動きも注目されています。とはいえ「リースとレンタルの違いは?」「どんなメリット・デメリットがあるの?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
本記事では、Macのリース導入を検討中の担当者の方に向けて、レンタルとの違いやリース利用のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。さらにサービス導入時の確認ポイントもご紹介します。専門性の高い内容ですが、ポイントを押さえて理解すれば、きっと自社のIT環境に最適な選択が見えてくるはずです。
目次[非表示]
- 1.Macのリースとは?
- 2.Macのリースとレンタルの違いとは?
- 3.Macでリースを使用する際の3つのメリット
- 3.1.初期費用を抑えられる
- 3.2.最新モデルを定期的に導入できる
- 3.3.リース料金が経費計上可能
- 4.Macでリースを使用する際の3つのデメリット
- 4.1.総支払額が増加する場合もある
- 4.2.カスタマイズが制限されている
- 4.3.契約期間の中途解約は難しい
- 5.Macのリース導入時の確認ポイント
- 5.1.契約期間と解約条件
- 5.2.保守・サポート体制の充実度
- 5.3.リース終了時の対応と残価設定の理解
- 6.Macのリースの導入で業務効率とコストパフォーマンスを向上させよう
- 7.MacのリースもUTORITOにおまかせ!
Macのリースとは?
Macのリースとは、利用者が希望するMacをリース会社が新規購入し、契約期間中その機器を月々の一定料金で貸し出すサービスです。購入とは異なり所有権はリース会社側にあるため、利用者は契約期間中使用権のみを持ちます。契約期間は半年から数年と比較的長期に及ぶのが特徴で、期間満了時には原則として機器をリース会社へ返却します(一部サービスでは延長や買取オプションが選択可能です)。昨今は「PCを所有せずサービスとして利用する」という考え方も広まり、Macを含むパソコンを運用管理までセットでリース提供するサービス(いわゆるDaaS)も登場しています。
参考記事:PCのサブスクリプション?業務用デバイスをDaaSで利用するメリット
Macのリースとレンタルの違いとは?
「リース」と「レンタル」は混同されがちですが、内容は大きく異なります。
レンタルはリースと違い、あらかじめレンタル会社が保有している在庫から機器を貸し出す形態で、利用期間も最短1日から数ヶ月程度の短期が中心です。借りる側のニーズに応じて新たに購入することはなく、不特定多数の利用者で機器を共有するイメージです。
一方、リースは前述の通り特定の利用者のために新品を用意して長期間貸し出す契約であり、その間は他のユーザーが同じ機器を使うことはありません。また、中途解約の扱いにも差があります。レンタルは契約途中でも柔軟に解約可能なのに対し、リース契約では基本的に契約期間の途中解約はできません(解約する場合は残存期間のリース料支払い等が必要)。
例えば「イベント開催の1週間だけMacを〇台借りたい」場合はレンタル、「社員用PCとして3年間じっくり使いたい」場合はリース、と使い分けるとよいでしょう。
参考記事:リースとレンタルの違いとは?
Macでリースを使用する際の3つのメリット
Macをリースで導入することには、以下のようなメリットがあります。
初期費用を抑えられる
リース契約では、購入する場合のようなまとまった初期投資が不要です。導入時の搬入設置費用なども月額料金に含まれるケースが多く、一括購入に比べて契約開始時のコスト負担を大幅に軽減できます。また、リース料は毎月定額のため資金計画が立てやすく、コスト予測が明確になる利点もあります。
最新モデルを定期的に導入できる
リース契約期間が終われば計画的に新しいMacへの更新が可能です。常に最新スペックのMacを使えるため、社内のIT環境をアップデートしやすくなります。不要になった機器は返却するだけで処分の手間やコストもかからないため、ライフサイクル管理が容易になる点もメリットです。常に快適な環境で業務を行いたいクリエイティブ職種や、数年ごとにPCを入れ替えたい企業にとって、この利点は大きいでしょう。
リース料金が経費計上可能
リース料は会計上経費(賃貸借取引)として処理可能な場合が多く、企業にとって財務上の利点があります。Macを購入すると資産計上して減価償却する必要がありますが、リースなら月々の支払いを経費処理できるため固定資産税の負担も生じません。このように、リース料は全額経費化でき資産計上しない分、税務処理や管理面でもシンプルになるのです。
Macでリースを使用する際の3つのデメリット
一方で、Macのリース利用には注意すべきデメリットも存在します。
総支払額が増加する場合もある
リース料には利息や事務手数料が含まれるため、長期的に見ると購入より割高になるケースもあります。例えば残価設定のないフルペイアウト型のリースでは、支払い総額が機器の購入価格を上回ることが少なくありません(長期利用するほど割高になる傾向があります)。
また、契約期間中に社内で使わなくなったとしても残存期間の料金支払い義務は原則免除されないため、利用状況の変化によっては結果的にコスト増となるリスクも考えられます。
カスタマイズが制限されている
リース提供元から借りているMacである以上、利用者が自由に改造・カスタマイズすることは基本的に制限されます。返却時には初期状態に原状回復する必要があるため、ソフトウェアの設定や周辺機器の接続は問題なくとも、機器本体への物理的な変更(メモリ増設・内部パーツ交換、塗装やマーキング等)は認められないのが一般的です。
このように、購入したMacのように自社仕様に自由にカスタマイズできない点はデメリットと言えるでしょう(ソフトウェア設定は自由ですが、ハードの改造は契約違反となる場合があります)。
契約期間の中途解約は難しい
前述の通り、リース契約は基本的に契約期間途中での解約ができません。どうしても解約する場合は残月分のリース料や違約金を一括で支払う必要があり、手続きも煩雑です。契約期間中に状況が変わって「使わなくなったから解約したい」と思っても原則対応できず、多額の違約金が発生するため、リースを利用する際は将来を見据えた契約期間の設定が重要になります。必要最低限の期間に留め、状況に応じて延長するなど、柔軟に対応できる契約形態かどうかも検討すると良いでしょう。
Macのリース導入時の確認ポイント
Macのリースを契約する前に、以下のポイントを確認しておくことが重要です。
契約期間と解約条件
自社の利用計画に合ったリース期間を設定しましょう。基本的に契約期間中の途中解約はできないため、「◯年間は確実に使用する」という前提で期間を決める必要があります。サービスによっては契約延長や期間短縮などに柔軟に応じてくれる場合もありますので、事前に解約条件や違約金の有無を確認してください。
また、必要以上に長期契約にせず、最初は短めの期間から始めて様子を見るのも一つの方法です。
保守・サポート体制の充実度
リース契約に故障時の修理保証やサポートサービスが含まれているかをチェックしましょう。リース利用中にトラブルが発生した際、誰がどこまで対応してくれるのか(代替機の提供可否、修理期間中の支援、サポート窓口の有無など)を契約前に確認しておくことが大切です。特に社内にIT担当者が少ない場合、サポート体制が充実したリース会社を選ぶことで、運用時の不安を大きく軽減できます。
リース終了時の対応と残価設定の理解
リース満了後の流れも把握しておきましょう。基本的には機器を返却して契約完了となりますが、希望すれば契約更新や買取が可能な場合もあります。返却時にはデータ消去や原状回復が必要になるため、その手間や費用についても確認が必要です。
また、残価設定型リースの場合、リース料金にあらかじめ機器の残存価値(リース終了時の中古市場価格)が考慮されています。その分月額費用は安く済みますが、契約終了後は機器を返却する前提となる点を理解しておきましょう(買取希望時は残価相当額を別途支払う必要があります)。契約書の条項(解約時の精算方法や機器の損耗基準、原状回復の範囲など)を事前によく読み、不明点はリース会社に問い合わせてクリアにしておくことが重要です。
Macのリースの導入で業務効率とコストパフォーマンスを向上させよう
Macのリース導入は、初期コストを抑えながら常に最新のIT環境を維持できる有力な手段です。
メリット・デメリットを踏まえ、自社に合ったサービスを選べば、IT資産のライフサイクル管理が飛躍的に効率化します。Macのリースとレンタルの違いを正しく理解し、信頼できるリース会社とパートナーシップを組むことで、貴社のIT環境も一段と最適化されるでしょう。
ぜひ本記事の内容を参考に、Macのリース導入を前向きに検討してみてください。
MacのリースもUTORITOにおまかせ!
株式会社Tooでは、Macの調達からキッティング、運用、返却まで任せられるアウトソーシングサービス「UTORITO」を提供しています。
UTORITO の特徴の一つであるApple Financial Services (AFS)という残価設定型のオペレーティングリースを活用することで、トータルコストを抑えて最新のMacを手軽にリースすることができます。
また、Apple Financial Services (AFS)を活用し、デバイスの使用期間を予め決めておくことで、デバイスの管理・運用まで、LCM(ライフサイクルマネジメント)を円滑にサポートできることもUTORITOの強みの一つです。
さらに、UTORITOには保守・修理費が含まれているため、基本的に追加費用は発生しません。
LCM(ライフサイクルマネジメント)の詳細はこちら
リースのデメリットをカバーしながら最新のMacを導入、運用する際は、ぜひ株式会社Tooの提供しているUTORITOをご検討ください。 Macのリースを活用して、貴社のIT環境をぜひ次のレベルへ引き上げましょう。