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企業のIT環境を支える情シスの仕事内容とは?現在の業務を見直して効率化を実現


目次[非表示]

  1. 1.情シスとは
  2. 2.情シスの仕事内容
    1. 2.1.社内システムの運用・稼働監視
    2. 2.2.IT戦略の策定
    3. 2.3.ITデバイスの運用管理
    4. 2.4.ヘルプデスク・問い合わせ対応
    5. 2.5.セキュリティ対策の実施
  3. 3.近年の情シスが抱える課題
  4. 4.コア業務とノンコア業務
  5. 5.情シス業務のアウトソーシング
  6. 6.導入事例の紹介
    1. 6.1.株式会社グッドパッチ様
    2. 6.2.KINTOテクノロジーズ株式会社様
  7. 7.デバイスの管理・運用業務のアウトソーシングも​​​​​​​UTORITOにおまかせ


近年、コロナ禍を経て働き方が急速に変化し、デジタル化が進む中で、企業のIT環境を支える情シス(情報システム部門)の役割はますます重要性を増しています。

特に小規模の情シス部門の担当者や、他の業務と兼務している情シス担当者にとっては求められる業務が多岐にわたり、日々の業務に追われることも多いのではないでしょうか?

本記事では、情シスの主な仕事内容を明確にした上で、近年の情シスが抱える課題についても触れていきます。今一度、自社の情シス業務を見直すきっかけとして、ぜひお読みください。


情シスとは

情シスは企業内や組織内で使用する情報システムやITインフラを管理・運用する部門です。

その役割は、ただ単にITインフラを整えるだけではなく、従業員の業務効率を最大化し、企業の戦略的なIT活用を促進することにあります。、企業のDX化が進む現代の企業の中で欠かすことができない存在です。

社内システムの運用だけでなくをはじめ、IT戦略の策定から、突発的なトラブルへの対応、セキュリティ対策まで幅広い業務を担当しています。企業が日々の業務を円滑に進めることができるように、情シスは様々な業務を効率的に行う必要があります。


情シスの仕事内容

情シスの具体的な仕事内容について、一つひとつ見ていきましょう。


社内システムの運用・稼働監視

基幹システムや業務システムなど、社内システムの運用や稼働状況の監視・保守を行うことは情シスの代表的な業務の一つです。これらのシステムは、日々の業務に必要不可欠であり、システムの管理は企業全体の生産性や効率性に繋がります。

運用段階では、システムの安定稼働のために定期的なメンテナンスやパフォーマンスチューニングを行います。また、障害が発生した際には迅速に対応し、早期復旧を目指します。さらに、システムのアップデートやセキュリティパッチの適用なども行います。


IT戦略の策定

情シスは単にシステムを維持するだけでなく、企業のビジネス目標達成に向けて、IT戦略やIT投資計画の策定も行います。長期的な全社目線を持ちつつ、IT技術の観点から戦略や計画を立てることで、業務のデジタル化や効率化を推進します。

具体的には、クラウドサービスの利用拡大やデータ分析基盤の整備、AIの活用などが挙げられます。戦略的な視点でITを活用することが求められるので、マーケットトレンドや競合他社の動向を常に把握しておく必要があります。


ITデバイスの運用管理

社内で使用するITデバイスの管理を行うことも、情シスの重要な業務の一つです。

これには、デバイスの選定・導入から、日常的な運用サポート、廃棄や下取りといった処分手続き、さらにはデバイスのセキュリティ対策まで、デバイスに関わるすべての業務が含まれます。

例えば、新たに導入するデバイスに対してはキッティングを行い、従業員がすぐに利用開始できるように準備を整えたり、故障やトラブルが発生した場合には、迅速に対応を行ったりするなど、従業員がデバイスを問題なく利用できるような環境を整えています。

加えて、情シスはデバイスのライフサイクル管理も行っていて、更新時期を適切に判断し、新しいデバイスへの移行も実施しています。


ヘルプデスク・問い合わせ対応

社員からの問い合わせやトラブルに対応するヘルプデスク業務も、情シスに求められることが多い業務です。

例えば、システムに関する質問やパスワードのリセット、ネットワーク接続の問題など、日々発生するITトラブルに関する幅広い問い合わせが寄せられます。情シスはこれらの問い合わせに対して迅速に対応することで、業務が円滑に進むようにサポートしています。


セキュリティ対策の実施

IT化が進んだ今、情報セキュリティ対策を実施することも情シスが担うべき業務として挙げられます。具体的には不正アクセス防止、マルウェア対策としてのウイルス対策ソフトの導入と管理、ファイアウォールの設定、セキュリティポリシーの策定などがあります。

また、定期的にセキュリティ監査を行い、リスクを未然に防ぐことも重要です。加えて、従業員に対するセキュリティ教育を行うことで、社内のセキュリティ意識の向上を図ることも情シスの業務の一つです。


近年の情シスが抱える課題

幅広い業務を行っている情シスですが、近年今抱えている課題として人材不足や業務の属人化が挙げられます。IT人材の不足により、少人数の情シス担当者や他の業務と兼務している担当者が増加することで、特定の業務に対応できる人が一人だけという状況が生じ、さらなる属人化が進むという課題も増えているようです。

加えて近年は、企業全体でのDXの推進や、コロナ禍に伴うリモートワークの普及、サイバー攻撃の手口の多様化など、情シスを取り巻く環境が急速に変化しています。それに伴い、リモートワーク環境の整備や、セキュリティ対策の強化も必要不可欠となってきておりいて、必然的に情シスで対応しなければいけない業務も多くなり、負担は増える一方です。そのため、業務の見直しを行い、効率化を図ることが求められます。


コア業務とノンコア業務

情シスの担当者は多岐にわたる業務を担当していますが、これらの業務はコア業務とノンコア業務に分けることができます。

コア業務とは、企業の利益や業績、成長に直結する業務であり、「攻めの業務」とも言われています。先ほど挙げた情シスの5つの仕事内容の中では「IT戦略の策定」「セキュリティ対策の実施」がコア業務にあたります。

一方、ノンコア業務とは、企業の利益に直結しないものの、現在のビジネスを維持し、運営するには欠かせない業務であり、「守りの業務」とも言われています。5つの仕事内容の中では「社内システムの運用・稼働監視」「ITデバイスの運用管理」「ヘルプデスク・問い合わせ対応」がノンコア業務にあたります。


情シス業務のアウトソーシング

情シスを取り巻く環境の変化に伴い、コア業務の割合や重要性も上がってきています。そのような中で、コア業務へリソースを集中するために、ノンコア業務の一部をアウトソーシングするという選択肢もあります。

特に小規模な情シス部門や、他の業務と兼務している情シス担当者の場合、対応しなければいけない業務が多岐にわたるため、外部の専門業者に一部の業務を任せることで、業務の負担を軽減することができます。

また、専門性の高いサービスを提供している企業にアウトソーシングを依頼することで、品質の向上やコスト削減を実現できる場合もあります。

(アウトソーシング可能な業務や、アウトソーシングのメリット、デメリットに関して詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください)


導入事例の紹介

情シス業務の一部をアウトソーシングした企業では、具体的にどのような効果を感じているのでしょうか。ここでは株式会社Tooが提供する、Macを中心としたデバイスの管理・運用のアウトソーシングサービス「UTORITO」を実際に利用いただいているお客様の事例をご紹介します。


株式会社グッドパッチ様

 課題 

グッドパッチ様では、情シス担当者の業務が多岐に渡り、その中でデバイスの調達・キッティング・管理も行っていました。

また、組織がこれからスケールしていくにあたって、今まで行っていた作業を継続するには人を増やすしか選択肢がありませんでしたが、同時に属人化しやすくなってしまうという課題もありました。

 課題解決ポイント 

UTORITOの導入により、デバイス周りの業務をすべてアウトソーシングすることができました。特にデバイスの調達の面では余計な工数が減り、スピーディーな対応が可能になりました。

業務の工数が減った分シンプルな運用設計が可能になり、生まれた時間で自分にしかできない業務に着手可能になりました。また、属人化も防ぐことができ、担当者が変わった際も引き継ぎが簡単で、柔軟な対応が可能になりました。

  株式会社グッドパッチ様 導入事例|UTORITO(株式会社Too) キッティング済みデバイスのスピーディーな調達に加え、管理・運用の基盤構築が実現。デバイスの受け渡しやキッティングのために出社が不要に。バックオフィスの属人化を防ぐ。 UTORITO(株式会社Too)


KINTOテクノロジーズ株式会社様

 課題 

KINTOテクノロジーズ様では、キッティングの作業工数や作業場所の確保、新たなデバイスの調達、故障したデバイスの修理対応などに課題を抱えていました。特にキッティングに関しては、組織の拡大に伴い、毎月スタッフやパートナーが加わるため、多い月には30台近くのキッティングが発生していました。

 課題解決ポイント 

UTORITOはデバイスをキッティングしてからお届けするため、毎月キッティングにかかっていた80時間ほどの作業がほぼ削減されました。また、デバイスの調達に関しても、Tooの倉庫にあらかじめデバイスを確保することができるようになったため、社内で在庫する必要性も低くなり、急な入社にも対応できるようになりました。

情シス担当者が手を動かす作業が削減されたことで、スタッフサポートなどにさらに注力できるようになりました。業務フローを改善してより働きやすい組織を作り、最終的にビジネスに還元できる流れを生み出すことができました。

  KINTOテクノロジーズ株式会社様 導入事例|UTORITO(株式会社Too) キッティング工数が簡略化され月80時間あった作業時間をほぼ削減。手を動かす作業が削減された分、スタッフサポートなどに注力しビジネスの成長に還元できる流れが生み出せた。 UTORITO(株式会社Too)


デバイスの管理・運用業務のアウトソーシングも
​​​​​​​UTORITOにおまかせ

株式会社Tooでは、Macを中心としたデバイスの管理・運用業務のアウトソーシングサービス「UTORITO」を提供しています。UTORITOでは調達やキッティング、配送や修理対応といった、Macのライフサイクルに関わるさまざまな業務を一つの窓口でアウトソーシング可能です。デバイスの管理・運用業務にお悩みをお持ちの方にはおすすめのサービスです。

また、TooはAppleの正規販売店として約40年の歴史があり、Apple製品およびプラットフォームに精通した専任チームが在籍しています。豊富な支援実績をもとに、導入コンサルテーションや、Windowsとの混在環境におけるMac導入検証など、お客様ごとに最適で柔軟なMac運用をご提案いたします。Macの導入・運用にお困りでしたら是非一度お問い合わせください。

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